NH4-N (アンモニア態窒素)
イオンクロマトグラフ(陽イオン)による分析。
イオンクロマトグラフ(DX-100)測定方法
DX-100
分析順序
- 起動前準備
↓ (溶離液の調整)
- 起動
↓ (ベースラインが安定するまで約30分必要)
- 測定前準備
↓ (試料をろ過する)※精密ろ過
- 測定 標準液の測定 → 試料の測定
↓ (絶対検量線法による測定)
- 停止
起動前準備(溶離液の調整)
20mmol メタンスルホン酸
メタンスルホン酸0.65mlとってイオン交換水で500mlとする。これを脱気装置の中に入れ約15分脱気する。指定のタンク(カチオンタンク)に静かに入れ、しっかり蓋をする。
起動(イオンクロマトグラフ装置の写真参照)

DX-100の内部
- 窒素ガスのコックを開く。(奥の壁についている下のバルブ.)
- 本体 POWER SW. ON。(本体の横にある.)
- 溶離液リザーバー加圧。(ON.)
本体を開けガスコントロールパネルの右側のSW.(@)をONにし、「SET」のつまみ(A)で「5psi」に設定する。
- 使用する溶離液を選択したら。注入チューブ内及びポンプヘッド部の気泡抜き。タンク内を加圧状態にし、気泡抜き弁(B)を緩め、チューブ内の気泡が抜けたら元通り弁を閉める。(気泡がぬけるまで約3〜5分かかる.)
- システムコントロールパネル(C)「Hi limit (約2,500psi)」(押しっぱなしで2500でパッと離す.)、(D)「Rang(30)」に設定。(上にポンポンと押す.)
- ポンプ始動。(コントロールパネルの「Pump」キーを押す。)
- ベースラインが安定するまで待機。(約30分)
- ベースラインが安定するまで約30分間待機した後、記録計の「TEST RUN」キーを押してノイズが50以下ならば試料の測定開始。(ノイズの値はプリントアウトされる.)
測定前準備(試料の調整)
- 標準液の作成。(あらかじめ調整済みの陽イオン標準液(標準液U)を正確に希釈して使用。)
- 測定試料をろ過する。(微細なゴミが含まれている試料は、カラムを詰まらせ劣化を早める原因になるため精密フィルターで必ずとろ過する。)
測定(絶対検量線法による測定)
- コントロールパネル右側の「Sample」キーが「Load」になっていることを確認。
- コントロールパネルの「Auto Offset」キーを押して表示を「0.0」にする。(標準液の場合のみ.)
- 標準液をシリンジに約1.0ml取り、サンプルポートより注入。(標準液、試料とも0.6mlでよい. シリンジは使用後イオン交換水で洗浄し元の場所へ戻す.)
標準液、試料とも注入前にマイクロシリンジに5ml程度取り、共洗いする。注入後はイオン交換水で洗い元の場所で戻す。
- 注入後、「Sample」キーを押して’Inject’にする。(注入後’こより’を作ってサンプルポートの中をよく拭取ことる.)
'Inject'にすることにより自動的に記録計にデータの取り込みを開始する。
- コンポーネントテーブル(成分テーブル)の作成。
@ 記録計の「TEBLES」キーを押し、「TEBLES NO」’4’を入力する。
A 出力された標準液のデータから全ての「NAME」のリテンションタイムを入力(上書き)する。
B 「ESC」キーで元の画面に戻す。
C 記録計の「CALCMETHOD」キーを押し、「ENTER」キーで元の画面に戻るまで進める。
D 標準液を注入、又は「RECALC」キーを押し、検量線を完成させる。
- 実サンプルの測定。
停止
- 停止の前に「Sample」キーを押して「Load」になっていることを確認。
- 「Auto Offset」キーを押して表示を「OFF」にし、10分流す。
- 「Pump」停止(off)
- 溶離液リザーバーよりガスを抜く。
ガスコントロ−ルパネルの右側のスイッチ(@)をoffにして、「SET」(A)のつまみを「0.0」にする。
- 本体のPOWER SWを OFF。
- 窒素ガスのコックを閉める。
絶対検量線法(EXT-STD)
標準液の各成分のピーク面積(又はピーク高さ)とその濃度から、検量線を作成し、これにより濃度を計算する。このとき、検量線の傾きがファクタを示す。この方法は、注入誤差の影響を受けやすいので、注入に気を配ること。
アンモニア態窒素の計算方法
NH4+×14/18=NH4-N (r/l) (希釈を行った試料は希釈倍率を懸ける.)